~京都編~
AM7:49
京都降水確率30%
「コワーキングスペース One Love@京都河原町」で起床だZEッ☆
今日もオーガニックサプリメントとプロテイン飲んで顔張るでぇ~♫
笑う門に福来たる!!
大笑いの一日に!!
By 山崎拓巳
【あなたはどっち派ですか??】
21:30
「One Love オフィス@京都木屋町」にて、第10回 小川会だZEッ☆
世間では、一人でカラオケをする通称「ヒトカラ」や、「一人飲み」「一人焼肉」「一人映画」など、ことある度に雑誌やテレビなどで「次の流行りは、一人○○!」と特集され、今までは複数の人で楽しむものだったものが、一人でも利用するのが当たり前という風潮が作り出され、いろいろな企業が私たちのお財布からお金を払ってもらおうと躍起になっています。
しかし、古くから「成功する鳥は、群れをなして飛ぶ」という言葉があるように、群れを作ること、チームを作ることは、成功への近道であり、厳しい世の中を生き抜く術だと考えられています。
鳥や猿などは、群れで行動することで、群れの中の一匹が敵を見つけることが出来れば、声を上げて仲間に知らせ、被害を最小限にしています。
蛇は、数匹で固まることより、代謝を減らし、酸素の消費量を減らしており、ジャコウウシは敵が近づいてくると体の大きなオスが群れの周りを取り囲み、敵を寄せ付けないように威嚇します。
つまり、自然界においては単体で行動するより、群れを成して行動することで、弱い者も強さを得て、結果的に仲間全体にメリットがでるのです。
一人で食事をしたり休日を過ごしたりすることが、当たり前という世の中ですが、それが必ずしも良い事であるとは限りません。
奇しくも時代の流行りや常識というものは、メディアやそのものを扱う企業の利益のために、故意に作られているものが多く存在します。
例えば、朝シャンという言葉が一時期流行りましたが、これはシャンプーの消費を増やしたいメーカーが1987年にCMで流したことから始まったといわれており、メーカーにより故意に作られた文化です。
また、歯磨きを食後にするということも、多くの歯磨き粉に含まれている人体に悪影響を与える有害物質であるラウリル硫酸ナトリウムが味蕾を壊し、歯磨きをした後に食べた物の味がおかしく感じることから、歯磨きは食後にするものという文化がメーカーやメディアによって作り上げられました。
今まで複数の人で利用していた物やサービスを、一人でも利用することが当たり前という今の世間のイメージは、人口が減り続け消費者がどんどん減少していく日本において、様々な企業が生き残りをかけて少しでも消費者の財布の紐を緩めようと作り出した、苦し紛れの世間のイメージだと言うことができます。
2012年にビジネス書大賞を受賞した君に友だちはいらない
の中で、著者の瀧本哲史さんは『現在の日本は、かつてなく「仲間づくり(チームアプローチ)が重要な時代となっている』と述べており、技術革新により今まで100人の労働者が必要だった仕事が、1人のオペレーターとコンピューターが行うようになり、同時に99人の失業者を生み出すことことが日常茶飯事の今の時代に生きる若い人に求められていることは、「仲間」や「チーム」を作ることであるといいます。
ここでいう「仲間」や「チーム」というものは、SNSで絡むだけのような友だちやFacebookで「いいね!」を押すような、たまたま学校や会社が同じだったりなんとなく知り合ったような人のことをいう訳ではありません。
前述の瀧本哲史さんは、次のように同じビジョンや同じ夢を持った、同じ方向性を持った人を出会うことから全てが始まると言います。
新しい事を始めようとしている人、そして若い人たちに必要なのが、「チーム」を作ることなのだ、新しい価値観も、新しいパラダイムも、一人だけの力では世の中に広めていくことは難しい。
自分とビジョンを共有し、その実現に向けて行動する仲間を見つけ出し、初めてスタートラインに立つことができる。
仲間や同じ志を持った人が集う環境がいなければスタートラインにも立っていないことになります。
また、多くの人が会社のいる人たちが仲間だといいますが、いざという時に会社は社員のことを守ってくれる組織ではありませんし、いつリストラにあうかもわからない時代です。
日々産業構造が大きく変化している中で、自分の会社はおろか自分の業界全体が姿を消すということも決して珍しい事ではなくなりました。
そんな時代を生き抜くためには、社外の人のコミュニティや仲間を持っていることは非常に大事なことであり、いざという時の命綱にもなりえますが、反対に自分の会社は大丈夫と安住し会社にだけしがみついていると命取りになることでしょう。
普段どんな人と共に過ごし、どんな環境に身を置き、どんな目標を持ったチームを社外にもっているでしょうか。
近年この普段過ごす人が、自らに与える影響について様々な研究結果が分かってきており、何気なく一緒にいる人を変えるだけで人生が大きく左右されることが分かってきています。
例えば、おっとりした人が最後に勝つ成功法則―30代で年収3000万円を実現した300人に聞いてわかった!
の中で、著者の竹内正浩さんは、自分のよく一緒にいる周りの人、5人の平均が自分の平均年収であると述べ、自分の年収を上げたければ努力をする前に理想の年収の人がいる環境を探し出すことが正しい行動であることを証明しました。
ハーバード大学医学部のニコラス・クリスタキス教授が、合計1万2067人を対象に32年間におよぶ人間の体重の遷移を、その人の配偶者、兄弟、親戚、友人関係などの社会関係とともに詳細に分析した結果恐るべき結果が明らかになりました。
それは、太った友達がいる場合、57%の確率で太るというものでしたが、驚くのはこの57%という数字は自分の両親や兄弟、親戚が太っていた場合に太る確率より圧倒的に高いということでした。
太った友だちを作ると自分も太る傾向が強くなり、肥満は人から人へとあたかもウィルスが伝染するように広がっていくということが統計的に証明された瞬間であり、家族が自分に与える影響よりも普段一緒にいる友だちが自分に与える影響のが何倍も大きいということでした。
家族は、生まれた時から家族で、変えることは出来ませんが、自分が普段いる会社や、よく会う友達、会社にいる以外によくいく場所などの環境は自分で主体的に選ぶことが出来ます。
人間は、既にいる環境や普段付き合う人たちと一緒にいると居心地の良さを感じ、なかなか変えようとは思わないものです。
これは、人間は、様々な生物と同様にホメオスタシス(恒常性)という生命維持機能を生まれながらに持ち、外界の条件が変動しても体の状態や機能を一定に保つ働きがあるためです。
例えば、体温が上がれば汗をかいて体温を下げようとし、反対に体温が下がれば体を震わせることで体温を上げようとし、薬を飲んだりしなくともホメオスタシスがあることで人間は勝手に今の自分を維持しようとしているのです。
このホメオスタシスという機能を誰もが持っているため、普段一緒にいる人や普段している行動に居心地の良さを感じてコンフォートゾーンとして認識するため、コンフォートゾーン以外の行動や人に会うなどの変化することに、恐怖を覚えてしまうのです。
このホメオスタシスで注意しなければならないのは、『悪すぎる状況になること』と同じくらい『良すぎる状況になること』にも恐怖心を持つということです。
これは普段のATMでお金を下ろす金額やお財布の中身を考えると分かりやすいと言われており、ほとんどの人がATMでお金を下ろす金額やお財布の中に入っているお金の金額にもコンフォートゾーンがあり、毎回同じ額をATMで下ろし同じくらいの金額がお財布に入っていると言われています。
普段2万円ずつお金を下ろす人が20万円お金を下ろすと居心地の悪さを感じるはずですし、普段2万円お財布に入ってる人が200万円お財布に入っていたら全く落ち着かないはずです。
そして、財布の中身が5000円を切ると居心地の悪さを感じATMに向かう人もいれば、残金が500円くらいになったらお金を下ろす人もいて、様々ですが自分のコンフォートゾーンの残金を下回ると人はお金を下さなければいけないと無意識にそわそわし始めます。
しかし、世の中には常にお財布の中に100万円や200万円を入れている人はたくさん存在し、自分のお財布に200万円入ってることが落ち着かないのは、200万円という金額が自分のコンフォートゾーンではないからです。
加藤茶さんは財布を使わずお札をそのままポケットに入れているのことで有名ですが、番組の収録中であろうと常に100万円以上がポケットに入っていないと不安であり、100万円以上をポケットに入れて持ち歩くことがコンフォートゾーンであると語っています。
人それぞれコンフォートゾーンは違うものの、それぞれの人にコンフォートゾーンがあり、そこを外れた瞬間に恐怖を感じます。
自分の日々の生活を良くしたいと思ったならば、コンフォートゾーンを抜ける必要があり、その過程で居心地の悪さを感じたとしてもそれは成長途中の成長痛だと認識して乗り越える必要があります。
しかし、その居心地の悪さは一時的なものであり、次第にその居心地の悪さが新たな自分のコンフォートゾーンに変わり、それが自分の成長となります。
一番簡単にコンフォートゾーンを引き上げ、自分の日々の生活を良いものに変化させていくためには何をすればいいのでしょうか?
それは、『自分が目標にしていることを当たり前に行っている人達の環境に身を置く』ことだと言われています。
学校の入学式や、会社の入社式などで誰もが居心地の悪さを感じたはずですが、その居心地の悪さはすぐになくなり新たなコンフォートゾーンになったはずです。
戦国時代末の思想家の荀子の言葉に「蓬(よもぎ)も麻中に生ずれば扶けずして直し」という言葉がありますが、これは「本来曲がって生えるはずのヨモギも、まっすぐに生えている麻の葉に囲まれて育て自然にまっすぐになる」という言葉です。
毎年、東京大学などの一流大学に桁違いに多い進学者をだす、灘高校や開成高校、麻生高校、ラ・サール高校などにおいても、他の高校と同じ指導要領の中で、ほぼ同じ教科書を使っていますが、結果は圧倒的に他校とかけ離れています。
もちろん入学時点で能力に差があることは否定できませんが、一番の要因は「東大に行くことが当たり前」という環境があるからだと言われています。
ある年に数名の東京大学の合格者を数名出した高校が、その後合格者を増やしていくということが頻繁に見受けられますが、それは「東大に入ろうと思えば入れる」という現象を後輩たちが目の当たりにすることによって、行動が変わるからだといいます。
人間は、周りに成功者がいれば自分も成功することが当たり前だと思って努力することが当たり前になりますが、周りに成功者がいなければ自分に成功は関係ないと努力することをやめてしまう生き物なのです。
世界的な大ヒットRPGのドラゴンクエストでは、敵に遭遇した時に「戦う」、「にげる」、「防御」、「道具」といったコマンドがありますが、敵を倒すことで仲間にしていくことができます。
ドラゴンクエストを開発した旧エニックス社で働いていたJUNZOさんは人生をドラクエ並に面白い物に変えるための攻略本である、人生ドラクエ化マニュアル – 覚醒せよ! 人生は命がけのドラゴンクエストだ! –
の中で、人生の中で敵に遭遇したら「①倒す」、「②仲間にする」、「③逃げる(無視する)」といった攻略法があると語り、相手がライバルのような人物でない限り協力者にすることが出来る可能性があり、②仲間にするという選択肢は非常に有効な手段であると言っています。
漫画ONE PIECEで主人公のモンキー・D・ルフィが「世界一の海賊王」になるという夢に向かって仲間を集め冒険を繰り広げていきますが、人生においてもこうした遊び心を持って、自分と同じ夢を持った仲間を探していく気持ちが重要なのかもしれません。
前述の瀧本哲史さんは会社のような公式な組織よりも、若手の集まる勉強会や、交流会など非公式な組織の中で交わされる会話の情報の方が本質的に重要であり、世の中の動向をいち早く捉えていると述べています。
自分がこれまで所属してきた組織や環境、ネットワークと重なる部分が少ないところへ身を置き、「自分のことを知らない人たち」ばかりがいる環境の方が価値があるといいます。
会社の中だけの狭い組織で働き続けていると、「自社の常識は世間の非常識」といったことに全く気が付かないままで、長い年月を過ごし取り返しが付かなくなるといったことは決して珍しい事ではありません。
そうした手遅れの人生になる前に、社外の有益な組織、環境、朝活、読書会に参加していくことが重要であることが明らかです。
成功する鳥は群れをなして飛ぶ。
鳥の群れは、生まれた時から自分の属する群れは決められていますが、人間は自分で普段過ごす環境を選択していくことができます。
人間は自分の成長できる群れ(環境)を探し、自分の同じような目標や夢を追いかけ続けられる仲間とチームを探していくことが、今の若者、特に20代に急務だと感じます。
いやぁ~、やっぱり餃子はあった方がええなッ♫
今日も充実した1日やったZEッ!!
おしまい